土地公――福徳正神は本名を張福徳と言い、子供のころから頭がよく、三十六歳で朝廷の税務総官となりましたが、人々の苦しみを知り、たくさんの善いことをした官僚でした。百二歳で亡くなりましたが、死後三日間その表情は変わりませんでした。ある貧しい家が四つの大きな石で石谷を立てて彼を祀ると、見る見るうちに金持ちになりました。人々はそれを神様の霊力だと信じ、金を出し合って廟をつくり、金の像をつくって彼を祀りました。また、彼の死後、次の税務官がとても嫌な人で、欲が多く税もたくさん撮りました。それが嫌になった人々は、張福徳の素晴らしい人柄を思い出し、廟をつくって「福徳正神」と名付け、彼を祀りました。